「それじゃ、次回は小テストをします。今日の授業で読んだ作品から出しますから、しっかり復習しておいてね」
授業の終わり際、生徒たちに告げたと同時にチャイムが鳴った。
中休みにざわつく教室を後にして、私はスマホを見た。
『国語準備室』
たった一言が、”先輩”から送られてきた。
ぎゅ、と唇を噛むが、逆らうすべもない。怪しまれない程度に早足で向かった。
国語準備室のドアを開けると、マツダ先生、もとい”先輩”が椅子に座って待っていた。
「鍵、閉めて」
「……はい」
がちゃん、と無情に聞こえる音。
しかし、私には何かが切り替わるスイッチの一つになった。
私は持っていた教科書などを机に置いて、先輩の前に立つ。チャックを下ろして下着ごと脱ぎ去り、裸になった下半身を晒した。
「……尻」
言われるがままに背を向けると、ぱんっ!と小気味よく平手打ちが尻にきた。
「は、んっ……!」
これは罰ではない。使うための準備だ。数発打たれて、びりびりと痺れが背筋を駆け上がる。
高まる期待に、私の息は早くも乱れていた。
「床に仰向けになれ」
私は床に腰を下ろし、そのまま仰向けになってカエルのように脚を開いた。ひんやりとアソコが冷えるのは、すでにどうしようもないほど濡れているからだ。
「はは、ほんっとにどマゾだな。尻叩かれただけでこれかよ」
彼もまたギンギンに勃ち上がったモノを晒し、膝をついて入り口にあてがった。
「あ”うっ!!」
ずぐん、と何の抵抗もなく奥まで入ってくる。
無遠慮に、浸る間もなく腰が打ちつけられ、私はうっとりと受け入れていた。
私はオナホ。準備万端の穴を差し出して、雄が気持ち良くなるために使われるだけ。
両手で自分の膝を抱え、奥まで突き刺さるように腰を突き出す。ガンガンと奥を叩かれ、私は声を抑えようと必死で唸っていた。
「いいオナホだな、チン○がイライラしたらすぐに呼べるし、ローションいらねえし。5人にマワされて逃げるどころか、クソ雑魚マゾオナホに成り下がるってのはどんな人生なんだよ? 最っ低だな……!」
彼は返事を待たずに腰のスピードを上げた。前触れもなく、強く打ち付けるとぶるりと震えが伝わってくる。
「あ、は……」
どくどく、とろり。白く濁った精液を奥に溜め込んで、私はだらしなく笑った。
先週のことだ。私はどマゾの本性をつづるSNSの裏アカを、このマツダ先生に見付けられてしまった。
ごまかすこともできなかった私は、なし崩し的にオナホ扱いで犯され、しかも仲間まで呼ばれてしまう。先輩と呼ぶマツダ先生と、4人の男性教員たちだ。
彼らはチームのように女性を犯し、壊したいという欲でつながっていた。彼らも喜んで私を新しいオナホとして受け入れ、この国語準備室で気の済むまで犯し尽くしたのだ。
こうして休み時間にまで呼びつけるのは先輩だけだが、ほかの4人も私を便利なオナホとして使いたがっているのはわかっている。
そして、私はというと——
決して叶ってはいけない妄想が叶ってしまい、現実は瞬く間に爛れていった。
乱暴に使われたあとの体の痛みすら愛おしく、家に帰ってからも何度自分でイキ果てたことだろう。
振り返っても甘美なあの日の記憶。夢と現実と両方に浸り切って、私は続いて犯してくる肉棒にうっとりと喘いでいた。
「バカ、聞こえんだろうが。いちいちうるせえな、このっ……」
「ぐっ!?」
喉を晒す私の首に、彼の手が絡みついた。ぐっと締められ、ゾクゾクとする一方で、苦しさに私の腕が空を掻いた。
生命の危機に体は固くなり、アソコも自然ときつくなる。
「オナホだろ、死ぬ気で締めろよ」
「……っ! ——ぉ……っ?」
酸欠か、陶酔か、ぐらぐらと揺れる視界。
狭くなった膣内をごりごりと彼の固いモノが荒らしてくる。真っ白に迫る波はいけないものだと直感したが、今さら逃げられはしない。
彼のうめき声。大きく息が吐かれ、遠のきかけた意識で二度目の射精を感じた。
「っ、ひっ、げほっ……ぇ」
ずるんと中から彼が出ていく。首が解放され、私は横向きになり悶えた。咳き込んではぜーぜーと必死で酸素を取り戻していく。
だが、彼は片手で私の髪を掴んで無理やり上向かせ、涎と涙まみれのひどい顔を覗き込んだ。
「あ……待っ、へ……」
うつろな意識で、思わずすがってしまった。
パンっ!
あの大きな手が、盛大に音を立ててビンタしてきた。
「馬鹿だろ、お前。オナホは黙って締めてりゃいいんだよ、調子乗って声出しやがって」
ひどい言いようだ。だけど、私の子宮はきゅんきゅんと締まり、中の精液を漏らし続ける。
「穴はいいけどな、躾が必要だな。しっかり改造してやるから、逃げるなよ」
彼はそう言うなり、私の頭を床に放り出す。飴と鞭のうち、鞭しかない扱いようだが、私にとっては快楽そのものが中毒性のある飴だ。
もうすぐチャイムが鳴る。
スマホをいじる彼を見ながら、私の口は「はい」という返事の形で動いていた。
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